第4章 新しい日々
その後、私は料理長となり、普段の皆さんのご飯作りだけでなく謝肉祭の料理の準備にも精を出した。
キッチンのみんなとの仲もずっと良好。しかも私は料理の腕が認められて、八人将の皆さんとも仲良くなることができた。
シャルルカン様やマスルール様と話すとやはりジャーファルさんは嫉妬してしまうようだけれど、私が宮中に再度馴染み、溶け込めたことを嬉しく思ってくれているみたいだった。
彼との日々は毎日すごく楽しくて、夢の中にいるようだった。
ずっと彼とこうしていたい。そう願っていたけれど・・・
運命の歯車は残酷にも、良い方にも悪い方にも回っていくのだった。