第5章 最強教師とエロ教師
この部屋で、この場所で、先生に初めて抱かれたのが三ヶ月前。
処女もまだ捨てていなかったのに、悪い大人に唆された私は気づけば処女を失っていた。
なんとも不幸な話だ。
毎日屋上で顔を合わせるだけだった間柄は、それ以来なにかとアウトな関係へと成り代わり、そしてなぜだか継続している。
粗暴な人かと思っていたが、意外にも繊細に進めてくれるものだから尚の事。
処女には無縁だった甘ったるい快感を徹底的に仕込まれれば、お年頃な一般的女子がそこから抜け出す事なんてそう容易い事でもない。
うっかりハマってしまった。
火遊び程度のはずだったのだが。
白状すればそんなところだ。
「メイリー」
「・・・・・・はい」
「こっち向け」
腕を拒むことはせず、けれど頑なに背を向けていると耳元でそんな指令が下る。
少しずつ頬が熱くなっていくのを感じながら、項に触れてくる唇から逃げるように背中を丸めた。
「・・・・・・ヤです」
「ヤじゃねえ。顔見せろ」
「嫌ですってば。私もう眠いんで先生も大人しくしてて下さい」
「可愛くねえな。躾けるぞクソガキ」
「黙れよ淫行」