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悪い大人に捕まりました【進撃/リヴァイ】

第3章 夏休みのご予定は?





先生と話していてまともな返答があった試しはないかもしれないと、私は今更ながら振り返った。


いつもマイペースに平然としていて、何を考えているのかさっぱり分からない。


煙草は吸うし口は悪いし、仮にこれをこの人の裏の顔として位置付けるなら、真面目な教師リヴァイ先生という表の顔はまさに詐欺だ。


これから卒業するまで、先生の生徒として関わり合うことだけはないようにと願った。


担任でもなられたらストレスが溜まりそうだ。



「俺はいつだって真面目だ。こうやって生徒の悩み相談引き受けてやるくらいだしな。この俺がだぞ?わざわざ昼休みの時間使ってやってんだから有り難く思え」



冗談っぽい顔でつらつらと切り返された答えを受けて、私は見るからに嫌な顔になったことだろう。


この人は何をぬけぬけと恩義せまがしく、嘘八百の事実に対して感謝の要求をしているのか。


先生がしているのは善良的な相談相手の言動ではなくて、教育者にあるまじきセクハラ発言と猥褻行為それだけだ。


煙草をふかして生徒で遊んで、昼休みを存分に遊んでいる。




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