第8章 結局格好いいリヴァイ先生
『つれねえな』
「私はハニーでもスイートでもないので」
『そうかよマイハート。クソして寝ろマイラバー』
「何かくっ付けとけばいいってもんじゃないですよ?」
ふざけるのも大概にしろ。
そうは思うがクスクスと笑いは漏れる。
やる気のない空気の中に漂う柔らかい雰囲気はいつもの事で、静かにメイリーと私の名前を呼ぶその声も普段通り温かく優しかった。
落ち着いた男の声だ。
声だけなら本当にかっこいい。
だからここで出してくる言葉も空気を読めば様になるというのに。
『俺の持てる限りのボキャブラリーを尽くしてお前に愛を囁きながら一晩中その穴をいじくり倒してやり、』
「朽ち果てろ変態」
ブチッと電話を切って強制終了。
シャットアウトした電話の向こうの変態教師からは十秒とかからずメールが届いた。
シカトしたのは言うまでもない。