第7章 勘違い
「ヤですよ!」
「拒む理由が分からねえ。見合いの誤解は解けただろ」
「それとこれとは別なんです!あなたの説明ちょっと微妙だったし!!」
「ヤリたきゃヤレと啖呵切ったのはお前だったと思うが」
「投げやりになってた人間の言葉を後になって拾ってくるって教師としてどうなんですか!?生徒導くのがあなたの務めですよねッ!?」
「だから導いてやるんじゃねえか。天国と楽園とどっちがいい」
どっちも嫌だ、そんな真っピンクな空の世界!!
ジタバタと重い体の下でもがきつつ、なんとか抵抗を試みるが先生の手は緩まない。
服は次第に乱れ、剥ぎ取られ、このままではスカートもパンツも下ろされる。
そうなったら私はすっぽんぽんと言う悲しい末路だ。
なんとしてでも阻止せねば。
「先生っ!」
「なんだ」
折角判明した先生の弱点。
使い所は今しかない。