第65章 相性最悪
ということで、大勢でのパーティーとなってしまった。あああこの人数にしては料理多いなって思ってた!!!
「これ、私としのぶちゃんとカナエさんで考えたお祝いです!」
「わ、わあ、ありがとう…」
蜜璃がやけに大きな紙袋をくれた。家に帰ってから開けてくれとのことだったので、とりあえず黙って受け取っておいた。
『お前は良い目をしたやつだ。白いニョロニョロか。俺が認めるから間違いない。』
『……』
おはぎは鏑丸と気があったようだ。
もうそこからは大騒ぎ。でもちゃんと礼儀を弁えた大人たちなので、不死川家に迷惑をかけるようなことはなく大した問題もなく時間は過ぎ去っていった。
久しぶりにみんなに会えて楽しい時間だった。
帰り際は寂しいと思うほどに…。
「」
「?どうしたの、カナエ」
カナエは私にそっと耳打ちしてきた。
「懐妊祝いはできなかったけど、出産祝いは女子でやるから覚えておいて。」
いたずらっ子のように笑うカナエに私も思わず笑ってしまった。
みんなが帰った後、驚くように家の中は静かになった。子供たちも眠り始め、不死川の家も落ち着いた。
片付けはみんながやって帰ったので、もうやることはなかった。
「楽しかったわねぇ。じゃあそろそろ帰りましょうか?おじいさん、。」
「そうだねー。」
「もう眠いしな。」
おはぎは不死川家に置いていくことにした。これ以上場所を動かすとストレスになるだろうから。
帰るときに起きていたのは玄弥くんと実弥、おばさんだけだったので三人に挨拶をして隣の実家に帰った。
家の中に帰った私はおばあちゃんとおじいちゃんと少し話し、眠りについた。