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キメツ学園ー輪廻編【鬼滅の刃】
第30章 晩夏、初秋
実弥は無言のままだった。
「ひ…悲鳴嶼先輩とのこと、怒ってるの?勝手にいなくなったこと?ずっと眠っていたこと?」
実弥は答えない。
「…ごめ、ん」
口からは薄っぺらい言葉が溢れた。
「ごめん、な、さい」
テレビの音はもう聞こえない。何だか全ての音が遠ざかっていく気がする。
実弥がすっと目を細めた。
「……お前は何も悪くないよ」
最後に実弥が耳元でそう言った。
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