第18章 心が痛むか、体が痛むか
大正コソコソ噂話
春風は出生不明の孤児でした。治安の悪い場所を転々とていました。素行は悪く、いつも問題ばかり起こしていました。喧嘩ではどんなに体の大きな大人が相手でも負けなしでした。
ふらふらとしているうちに、天晴と師範に出会い、普通に暮らすようになります。修行の過酷さから結局逃げ出してしまい、放浪していたところを優しい氷雨家の人たちに拾われました。
氷雨家で品を身につけ、今のような話口調になりました。たまに元に戻るようですが。
一度逃げ出しましたが、天晴のことが心配で戻ります。氷雨家には鬼殺隊のことを隠し、鬼殺隊には氷雨家のことを隠していました。
あまり目立つことはありませんでしたが、妻が殺されてからは氷雨家のことを捨てて、鬼狩りに集中しています。
転生してからは足が動かない以外では平和な人生を送っています。温厚な性格ではありますが、素に戻ると治安が悪い人になります。周りに良くも悪くも賑やかな人が多いので、たまにぽろっと出ます。
霧雨の前では特に気をつけているようですが、天晴の前では普通に素を出しています。