第14章 意味のわからない話
大正コソコソ噂話
霧雨は継国兄弟のことを珠世から聞いていました。そこで気になって自分でも色々と調査をしていたようです。日の呼吸について調べたり、一時期は習得しようと考えていたようですが、断念しました。
ただ、鬼殺隊の記録でも最重要資料だったため、それほど多くの情報を集めることはできませんでした。
桜ハカナは絶対誰にも言い漏らさないという約束の元それらを見せてもらっていたようです。
二人の存在を春風は知っていました。彼は炎柱の書を借りて読んでいたことがあるので、日の呼吸の剣士についてはそこそこ知識がありました。ですが、誰にも言いませんでした。知った人が無茶をして死人が増えると思ったようです。