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loop-ループ-いつか辿り着く世界【鬼滅の刃】

第3章 鬼殺隊と鬼



「名前さん、先ずは君に御礼を言わせて欲しい。私の子供達を守ってくれてありがとう。此処へ来れるまでに身体が回復した事、本当に喜ばしく思うよ」
「え・・・(守った?)」
「それからこれを君に返そう」
「?」

何処からともなく現れた隠の人が、私の前に大きめの風呂敷包みを差し出してきた。
どうすれば良いか判らずオロオロしていると、隣に居た煉獄さんが「彼女はまだ左腕が使えないので俺が預かろう」と言って受け取ってくれた。

「それは上弦との戦闘時に君が身に付けていた物だよ、名前さん」

ドクン、と心臓が大きく鳴る。

「申し訳ないけれど、服は怪我の治療で脱がせる時に少々裂いてしまったそうなんだ。隠の子達に修復を頼んだら、見た事の無い形状の衣装だとかなり興奮していたよ」

見た事が無いのは当然だろう。
だってそれは未来で作られた服なんだから。

「それから幾つか用途の分からない小物があってね、それらが何なのか教えてくれないかな」

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