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loop-ループ-いつか辿り着く世界【鬼滅の刃】

第3章 鬼殺隊と鬼



そこには、双子の様にそっくりな子供達に両の手を引かれながら、ゆっくりと歩いてくる人が居た。

「お館様!」
「よく来たね、杏寿郎。今日は私の頼みを聞いてくれてありがとう」

隣に居た煉獄さんが突然その場に片膝を付いたので、慌てて私もその場に正座した。
玉砂利が丸いとは言え所詮石なので、脛に食い込んで地味に痛い。

「お館様、御用命通りに"苗字 名前"を連れて参りました」
「うん。初めまして、名前さん。私は鬼殺隊当主 産屋敷 耀哉」

近くで見て気付いたけど、どうやらお館様は目が見えないみたいだ。
顔にも何だか痛々しい痕があるし、何かの病でも患っているのだろうか。

「は、初めまして! 苗字 名前 です!き、きさ、鬼殺隊の皆様にはいつもお世話になっておりますっ!」

緊張して声が裏返って噛みまくった。
チラッと隣を見れば、煉獄さんが何故かこちらを見て微笑んでいる。

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