• テキストサイズ

loop-ループ-いつか辿り着く世界【鬼滅の刃】

第2章 代償



待ち望んだ件の女性が意識を取り戻したのは、それから更に四日後の事だった。


数日ぶりに杏寿郎が蝶屋敷を訪れると、そこに胡蝶の姿はなかった。
代わりに対応した神崎アオイの後をついて歩き、暫くして一つの扉の前で止まる。

「それでは炎柱様、此方で少々お待ち下さい」
「うむ!」
「名前さんは絶対安静なので、会話は手短にお願いします」
「名前?」
「彼女の名前です。苗字 名前さんというそうです」

看護師の少女はそう言って白い扉をトントンと軽く叩き、部屋の中へ入っていった。

「苗字 名前、か。うむ、やはり知らぬ名だな」

/ 213ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp