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loop-ループ-いつか辿り着く世界【鬼滅の刃】

第1章 死なせない



「全くもって理不尽だよね。杏寿郎は目も潰れて肋も折れて内臓も傷付いて、限界まで体力削って戦ってたのに・・・」

猗窩座の前に立つ女は淡々と語る。

「それなのにアンタと来たら、口を開けば『鬼になれ』だとか『永遠に戦い続けよう』だとか・・・馬鹿じゃないの?」

女は見た事の無い装束を身に付けていた。
足や胸元の露出したそれは随分と布地がピタリとしている。
見るからに華奢な体つきで、とてもではないが自分をどうにか出来る様には見えないのだが。

「見た目通りでは無いと言う事か」

動けないのだ。
十二鬼月、しかも上弦の参であるこの自分が。

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