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loop-ループ-いつか辿り着く世界【鬼滅の刃】

第1章 死なせない



まるで大量の火薬が暴発した様な激しい音が鳴り響いた。
凄まじい衝撃波が周囲に広がった直後、その中心部に居る人物は拳を振り抜いた状態で俯いて立っていた。
両足は地面にめり込んでおり、足の埋まった場所から地割れの様に幾重もの亀裂が走っている。

鬼はというと、最初に現れた場所から遥か遠く。
幾度も跳ねては転がりを繰り返しながら離れて行き、もう豆粒程にしか見えない。
途中腕や足が千切れ飛んでいく様子も見てとれた。

「よ、よもや・・・」

繰り返した時には無かった展開である。
夢でも見ているのだろうかと蟀谷に一筋の汗を流しつつ、杏寿郎は無意識に広角を上げるのだった。
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