第8章 覚悟と条件
「……オヤカタ、サマ……親方様…?」
千「はい。兄上は柱ですが、これはさすがに兄上だけで決められる話ではないので…。」
「柱……って?」
千「えっと…、鬼殺隊には強さによる階級があります。下から、癸(みずのと)、壬(みずのえ)、辛(かのと)、庚(かのえ)、己(つちのと)、戊(つちのえ)、丁(ひのと)、丙(ひのえ)、乙(きのと)、甲(きのえ)……」
(すごい…全部漢字が分からない…)
千「……そして、一番上が "柱" です。」
「…えっ!?」
桜は思わず固まってしまった。
「え…今…階級の名前たくさん言ってたよね…?その中の一番上なの…?杏寿郎さん……。」
千寿郎は頬を少し染めて目をキラキラとさせている。
千「はい!兄上はとってもお強いんです!!」