第38章 ※分かった事、煉獄家のお出掛け
「い、いまのは悪気があったわけじゃ…っ!」
杏「では挿れてくれ。」
「…………え…?…どうやっ…て………、」
杏寿郎は桜の上に覆い被さったまま とんっと自身の昂りを桜の腹に乗せる。
そして桜の手を取ってそれを掴ませた。
「え、あの……、」
杏「君が良いと思う時に挿れれば何も問題はあるまい。俺が挿れるからああなるんだろう?」
「お、怒って……いらっしゃい…ますか?」
桜が恐る恐る聞くと無表情の杏寿郎は じっと燃える色の目だけを桜へ向ける。
杏「そうかもしれない!!」
「……………………。」
桜はたくさん迷惑を掛けてしまった事と自暴自棄になって心配をかけてしまった事から弱い立場にあった。
加えていつもとは様子が違う杏寿郎を心配する気持ちもある。
(挿れ……挿れる…………?と、とりあえず持って…、)
困惑しながらも桜は何とか取り組んでみることに決めた。
「………っ…、んッ……、」
桜が眉を寄せて自身の昂りを持ち何とか自身に挿れようと頑張る様が まるで欲しがって無理にせがんでいる様にも見えてしまい、杏寿郎は昂りの血管をビキッと太くさせた。