第38章 ※分かった事、煉獄家のお出掛け
杏「ものは試しだ!これから可能な限り、風呂に入る前に中に出そう!!」
「だ、だめです…そんな…そんな風にする事じゃ……っ」
聞く耳持たず相変わらず熱に浮かされた様な目で杏寿郎は桜の帯を解いていった。
杏「本当に愛いな、君は。」
体を晒す事に未だ慣れず、隠そうとする桜の手首を捕まえると明るい部屋の中で桜色に染まった体を見下ろす。
桜は自身の体を見た途端に杏寿郎が昂りを更に大きくさせたのを感じてぶわっと顔を赤くした。
杏「君はそうやってすぐに顔を赤らめるな。口説かれた時に顔を赤らめては脈があると思われるぞ。俺の嫁と知らない男にそう思われたらこの様に犯されてもおかしくは無い。現に今、君は抵抗虚しく俺に無理やり組み敷かれているのだからな。」
「そん、な…柱の方がいるんっ…だから…、抵抗すれば…こんな事まで誰もしな、」
杏「君が他の男に何をされても構わないと思っていた事、俺は忘れていないぞ。」
そう低く言うと杏寿郎は桜の首に思い切り噛み付く。
「痛ッ」
杏「俺も痛かった。信じたくもなかった。君が他の男に抱かれる事に抵抗を感じないとはな。」