第38章 ※分かった事、煉獄家のお出掛け
杏「中に出さなければ良いだろう。なるべく早く済ますよう努める…だから頼む。ただでさえ二晩も君を愛せていなかったんだ。君も今のままでは辛いだろう?」
「そ、そんな…千寿郎君たちが……きゃあッ!!」
杏寿郎は先程許可を得ずに行為に及んだ為か、『待て』が出来なくなっていた。
桜を勢い良く押し倒すと再び奥まで突き、更にぐりっと桜の弱い場所を抉った。
「あぅッ!!……きょうじゅろさ……ぬ、抜い…ッあ!」
杏「きちんと言葉にしなければ分からないぞ。ああ、君の中は本当に熱いな。蕩けそうだ。」
再び熱に浮かされたような声を出すと杏寿郎は速めの律動を繰り返し、揺すられて余裕を失くす桜を微笑みながら見下ろす。
杏「うむ、正解だったぞ。男根で掻き回すともっと出てくる。厭らしいな…桜。こんなにも厭らしい物を一体誰に出されたんだ。教えてくれ。」
「…っ……、」
意地の悪い事を訊かれ、桜は真っ赤になって目を閉じ涙を流した。
杏寿郎はその涙に口付けると小さく舌なめずりをする。
杏「堪らないな。君は何から何まで美味い。…子は出来なくとも乳は出るようになったりはしないだろうか。」
「だ、だめ……ですっ」
杏「駄目かどうかは訊いていないぞ。せっかく立派な物を持っているのだ。食べてみたいものだが。」
そう言って意味を成さない抵抗をする桜に構わずふにふにと胸を触り、杏寿郎は唐突に にこっと微笑む。