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ねこ神様と太陽【鬼滅/煉獄さん/救済】

第34章 緊急事態、柱合会議



そして慌てて実弥に近寄るユキを止めようと追いかける。




「な、何する気なの…やめて。ここの人みんな怖く感じない、絶対悪い人じゃないよ…。」




桜の震える声にユキは罰が悪そうに耳を伏せた。




ユ『私は闘える神ではない。危害を加えるつもりはないよ。桜は耀哉の所で待っていなさい。』




それを聞いても不安は消えず、桜は片膝をついて座る実弥を眉尻を下げて見つめた。


睨んでいるとも捉えられるような実弥の目にユキは見下すような視線を送りながら先程は傷を癒やした手を実弥の手に重ねる。







「…そういう事……。」




消えない心配から近寄って白い体に触れた桜はユキの行動の意図を知って小さな声で呟いた。


一方、ユキは桜の胸に居た時の記憶を実弥に見せる事に集中していた為 桜が自身の体に触れてそれを見てしまった事に気が付けなかった。



桜はみのるが刺されそうになったところでパッと手を離すとお館様の所へ戻って仔細を伝えた。





いつまで経っても終わらない様子に、桜は弟が刺され続けた異常な時間の長さを感じていた。





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