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ねこ神様と太陽【鬼滅/煉獄さん/救済】

第33章 準備期間





杏「む?桜、どうした。水琴さん、どうぞこちらへ座ってくれ!」



水「………は、はい。」




「きょ、杏寿郎さん何でそんなに動じないんですか…。わあ……双子のお姉さんがいたらこんな感じなのかな……。」




そう言って桜が眉尻を下げつつも少しだけわくわくとしたような空気を出すと、水琴は目を細めて思わずくすっと笑った。

それを見て桜はぶわっと赤くなる。




杏「今の笑顔を見ただろう。君とは似ていないぞ。だが確かに姉妹のようではあるな!」


「私…一応 弟を持つ姉なんですけどね…。」




そう呟くと水琴はあからさまに暗い顔になった。

杏寿郎はそれを見ると笑みを消して水琴に大きな目を向ける。




杏「水琴さん、こちらは俺の婚約者の一ノ瀬 桜です。桜、水琴さんだ。」


水「…………一ノ瀬…?」




ユ『水琴。この子は水琴の子孫だ。私が連れてきた。』


水「ゆ、癒猫様…子孫とは…、」

杏「すまないがすぐに飲み込んで本題に入らせて欲しい。君の弟さんが持っていた物を預かっている。」




そう言うと水琴は目を大きくして膝立ちになった。

桜は何故 杏寿郎が水琴の弟と縁があるのか分からずにいたが、大人しく黙ってその様子を見つめていた。



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