• テキストサイズ

ねこ神様と太陽【鬼滅/煉獄さん/救済】

第27章 仲直りとお買い物





(…いな、い……?さっきまで外から見えるところにいたのに……、どうしよう………。)




男「お兄さんとはぐれてしまったんですか?一緒に探しますよ。あちらによく待ち合わせに使われている場所があります。行ってみましょう。」




男はそう言うと、柔らかな表情と裏腹に有無を言わさず桜を引っ張ろうとした。


桜は目を見開くと首を振って断ったが、男は微笑んで肩を抱いて歩きだしてしまった。




(どうしよう、どうしよう……足に力が…止まりたいのに押されると踏ん張れない……杏寿郎さん……、)








一方、桜が遅いので杏寿郎はまた呉服屋を訪ねた。




奥「奥様なら十分ほど前に……煉獄様!?」




杏寿郎は最後まで聞かずに呉服屋を飛び出すと、笑みを消して人気のない方へ走り出した。




杏(髪飾りの店は中を確認しながら出てきた。道を横切るだけの間に何かあるとすれば男だ。少しでも目を離すべきではなかった!)




そう思いながら杏寿郎は更に足に力を込めた。




/ 2679ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp