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ねこ神様と太陽【鬼滅/煉獄さん/救済】

第24章 不思議な縁と晩酌





「……な、なんで…信仰さえしてくれれば…普通の傷は治せるはずなのに…、」



それを聞いて槇寿郎は桜を呆れたように見る。




槇「あえて遠ざかったんだろう。癒猫様が俺らに肩入れし過ぎたせいで罰を食らったという事は明らかだ。」




それを聞くと胸の不安定さはピタッと止まり、なんとも言えないぬるい温度のままになった。




(…これは…どういう気持ちなのかな……。)



桜がそう首を傾げる一方、槇寿郎は眉を顰めていた。




槇(散々桜を猫と呼んだがあれは罰当たりの類に入るのか…?)



黙って聞いていた杏寿郎は真っ直ぐに桜を見つめる。



杏「桜。一ノ瀬家に行ってみないか。お館様が縁ある煉獄家の俺に癒猫様という名を出したのはそう導く為だと俺は思う。」



桜はその真剣な目を見つめ返すと深く頷いた。







その間、千寿郎は自分の入る話ではないと察して静かに聞いていたが 話に区切りがついたのを感じ取るとお茶を用意しようと席を立つ。


桜はハッとすると手伝おうと後に続いた。



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