第23章 ※愛し方

杏寿郎は柔らかい声でそう言うとするっと下着を取った。

桜は粗相の後にもまさかこの行為が続くとは思っていなかった為 反応が遅れる。




「ま…まって……！お風呂に…あの、お布団も！…………っ！……………え！？そ、それは絶対にだめですっ！！！」




杏寿郎が両足を束ねて持ち上げ、桜の秘部を観察しようとしたので桜は一際強い声を出した。




「まって…何して………っ…、」




桜は杏寿郎の腕を剥がそうと両手を伸ばすも、相変わらず微動だにしない。


あまりの恥ずかしさに膝から下の足をばたばたとさせて杏寿郎の頭にたくさん踵をぶつけるも杏寿郎は全く動じなかった。

逆に自身の踵が痛くなったので桜は途方に暮れてまた泣きそうになる。




杏「不思議な造りだな。それから桜、安心していい。尿の香りは全くしないぞ。」




そう伝えると杏寿郎はそこへ手を伸ばす。

なぞるように優しく触れられるたびに体を震わせる桜は言葉を紡ぐ余裕を失くし、杏寿郎は強くなる色香に頭が痺れてどんどん夢中になっていった。




杏「突起とは太ももの間にあるこれだろうか。赤子の道は分かりづらいな。」




そう言うともっとよく見ようと桜の閉じている膝を開けようとする。


すると桜は強い羞恥から大粒の涙を流した。




「まっ…て………それ、いやです…！人の、顔の前で…足っ…開くなんて…っ！」




杏寿郎は桜のその声に顔を上げると涙を確認してスッと手を離した。