第23章 ※愛し方
カ「ソレニシテモ先程ノ姿ハ一体…?イツモソノオ姿ナライイノニ何故アノヨウナ化物ノ姿ニナラレルノデスカ?」
それを聞いて千寿郎と桜は再び固まった。
杏「あれは神様のお姿だ!化物ではないぞ!!」
杏寿郎が窘めてくれたが桜はその鴉をケンタッキーと呼ぶことにした。
ケ「ハイカラデ良イ名前デスネ。」
そう喜ぶケンタッキーを撫でている桜の笑顔は固く、千寿郎だけがその呼び名は悪いものなのだと察する。
だが、桜はすぐ我に返るとバッと杏寿郎を見上げた。
「そ、それより!会議って………、もしかして……、」
杏寿郎は要に付いていた手紙を読んでいる。
杏「うむ。この手紙に詳細が書かれていた。やはり君を連れてきてほしいとの事だ。…君のお披露目だな。」
「…そうですか。」
(そろそろ任務同行についての何かしらの動きがあるとは思っていたけど 手紙だけで指示されるのかと思ってた…。)