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ねこ神様と太陽【鬼滅/煉獄さん/救済】

第96章 夢が叶う時





杏「桜の言う通りだ。せめて5時からで良いだろう。」


桃「兄上から聞いたことがあります!!父上は昔もっと鍛錬をしていたことがあると!!父上が俺を止めるのは母上の為だけなのではないのですか!!!」


「え…?そんな、」

杏「勿論そうだ!!桜が心配しているので明日からは必ず時間を守るように!!!」



桃「むぅ…。」




桜は凛々しく杏寿郎とそっくりな顔立ちの桃寿郎が歳相応に眉を寄せて食い下がる様子が珍しくて愛おしく感じ、目線を合わせるようにしゃがみ込んで皺の寄る眉間に指をトンッと当てると桃寿郎に微笑んだ。




「桃寿郎はまだ身長が伸びます。しっかり寝ればリーチも伸びるし強い相手と戦えますよ。その為に寝るのも剣道の為なんじゃないかな。」


桃「もっと…、」

杏「うむ!そういう事なので桃寿郎は5時以降から鍛錬をするように!!俺と桜は間も無く学校へと向かうが桃寿郎も遅刻などしないようにするんだぞ!!」


「じゃあね。出る時は厚寿郎がいるけどきちんと鍵は持って出てね。」




桃「はい!!!」







朝に弱い炭治郎の息子、炭彦とは異なり朝に強い桃寿郎は遅刻などしない優等生であったが鍛錬が絡むと事情は変わる。




桃(む。)




鍛錬中には気が付かなかったが桃寿郎が見下ろした先で腹の虫が大合唱していた。


たくさんの朝飯を食べたいが為にいそいそと竹刀を片付けると道場を出てリビングへ向かう。




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