• テキストサイズ

ねこ神様と太陽【鬼滅/煉獄さん/救済】

第95章 続々と




その後 璃火は逆子になってしまい、更になかなか元に戻らなかった為 杏寿郎は『君とそっくりの困った子なのかもしれないな。』と言ったが、彩火の呼び掛けのおかげかお産はすんなりと終えることが出来た。



そしてまだ日があるうちのお産だった為 桜と璃火が横になっているベッドの周りには子供達も大集合した。




慶「厚寿郎よりずっと小さいです。璃火は大丈夫なのですか?」


「彩火も璃火と同じくらいだったんだよ。厚寿郎が特別大きかったの。」


悠「厚寿郎が……、」




もうすぐ5歳になる悠寿郎が呟きながら視線を遣った先で 3歳になったばかりの厚寿郎が首を傾げる。




悠「たしかに俺と同じ組には厚寿郎よりも小さな友がいます!」


「そうだねえ。」




杏「桜……疲れたろう。そんなに話して大丈夫なのか。」




杏寿郎は暫く子供達と桜のやり取りを見ていたが次第に眉尻を下げていき、他の子に罪悪感を持たせないよう桜にこっそりと耳打ちをした。


すると桜は嬉しそうに微笑む。




「もう3回目、5人目ですよ。この子達に比べたら大した事ないです。」




そう言いながら桜は "この子達" のうちの1人、彩火の頭を優しく撫でた。


少し首を傾げる彩火達の隣とベッドを挟んで反対側に居る杏寿郎の隣には璃火の祖父母にあたる4人がずっとベッドを覗き込んでいる。




/ 2679ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp