第95章 続々と
須「きゃーみんな可愛いです!!」
ま「それでその子が天満と同い年の厚寿郎くんね。」
「はい!この子は彩火と同じく眉毛が杏寿郎さんと違うんですよ。」
そう言って桜が厚寿郎の太い眉毛を撫でると3人の嫁は共感出来ずに首を傾げた。
リビングに入り、ベッドに降ろされた天満を見せてもらうと 0歳の時点で将来色男になるであろう事が分かる程に顔が整っている。
(うちの子達には及ばないけどとっても格好良くなりそう…!)
「既に格好いいですね!宇髄さんにそっくり。」
杏「桜、それはどういう意、」
ま「そうなの!!でもずーっと反抗的なんだよね。性格が心配だな。」
須「それはまきをさんに似たんじゃ、イタタタッ!痛い痛いッ!!」
まきをが須磨に掴みかかると桜は微笑みを浮かべながらも子供達を連れて後退り距離を取った。
すると後退った先で待ち構えていた杏寿郎が桜の腕を掴む。
「わっ」
杏「君はどういう目で宇髄を見ていたんだ。」
「……………え……?」
杏寿郎の嫉妬に満ちた音を聞きながら蚊帳の外にされている天元は遠い目をした。
天「ここの主人俺なんだけどな。」
雛「ふ、2人を止めてきますね。」
天「あー俺がやる。雛鶴は危ないから待ってろ。」
そう言われると雛鶴は嬉しそうに小さく微笑みながら天元を見送る。