第93章 念願の
杏「そうも行くまい。1年後には同僚になっているかもしれないのだからな!」
その言葉に炭治郎は照れた笑みを見せた。
炭治郎もまた教育の道へ進んだのだ。
炭「俺、煉獄さんみたいに立派な歴史の先生になれるように頑張ります!腹式呼吸で!!」
杏「うむ!応援しているぞ!!」
善「不安だ…。」
炭治郎の隣にいる善逸は嬉しそうにする炭治郎の横顔を見てそう呟く。
そんな善逸は女性の多さを狙って化粧品メーカーや下着ブランドの面接を多く受けていたが下心を見透かされて全て落とされ、早くもお館様に甘えて駒校へ英語教師として就職する気でいる。
炭治郎の逆隣で相変わらず食い意地を張っている伊之助は体育大へと進み、体育教師として駒校に帰ってくる予定だ。
そして玄弥は実弥への憧れから苦手な数学を猛勉強して数学教師を目指し、カナヲはカナエの影響から既に生物教師として、アオイは国語教師として春から働くことが決まっている。
そんな6人の他にも元鬼殺隊メンバーは駒校へ教師として帰ってきた者ばかりだ。
それには理事長であるお館様に惹かれたという大きな理由がある。
何とも言い難い力があるのだ。
しのぶは化学教師、蜜璃は美術教師として既に働いている。
そして社会人故にしのぶと蜜璃は別れを惜しんでいたのだ。