第92章 祝福の日
小「甘露寺、もうハンカチが使い物にならないだろう。俺のを使うと良い。」
蜜「伊黒さん…ありがとううう……。」
天「悲鳴嶼さんはしょっちゅう泣くから超速乾性の特注ワイシャツを着てんだぜ。一瞬で乾くらしい。」
無「ダウト。悲鳴嶼さんが涙で濡れたシャツを絞ってるの見たことある。」
炭「俺も見ました!」
し「冨岡先生、良い大人なんですから口の周りに食べかすを付けるのはやめましょうね。」
義「俺はそんな物付けていな、」
し「実際付けてます。」
カ「実弥さん、ぐっときちゃいましたか?桜ちゃん綺麗ですねえ。」
実「……あァ、良く似合ってる。」
実弥が見つめる先では杏寿郎に頬を撫でられて赤くなりつつも桜は幸せそうに笑っている。
実「平和な世の中になったなァ。次は伊黒、甘露寺、お前らだぞォ。」
蜜「へっ!?」
小「…………………………。」
小芭内は実弥に小さく親指を立てたが蜜璃は真っ赤になってしまい、涙も引っ込んだのだった。