第83章 球技大会の予選と杏寿郎の懸念
生「先生、前閉めてて暑くないんですか?」
「あ…、うん。ちょっと暑いけどまだ大丈夫かなあ。」
桜の妙な返しに生徒達は首を傾げる。
それに気が付くと桜は慌てて午後の柿組の試合についてに話題を変えた。
「山椒組はどのくらいの強さなんだろう。誰か向こうのチームメイトについて知ってるかな?」
生「うーん、運動部でもレギュラー入ってない人が多いですよ。」
生「ザ 普通!って感じです。」
「ふむ。」
(村田さんのような人がたくさんいるチームなのかな。)
そんな失礼な事を考えると、次は明日の筍組とかぼす組の試合について話し合う。
「第1試合ドッチボールのコートで観戦してた人いる?筍組、1年生なのにすっごく強いの。」
玄「俺見てました。勝ち上がったら当たるところなんで…。あれもう優勝候補ですよね。」
「やっぱりそう思った…?」
皆 オールマイティな炭治郎の対策については思いつかなかったが、善逸に関しては無理に当てようとはしない事、また ボールを持たれた場合は男子は避難する事が決まった。
しかし伊之助に関しては意見が割れる。
「確かに嘴平くんの場合 挑発には簡単に乗ってきそうだけど、挑発によって調子が上がる人と動きがぶれちゃう人で2パターンあるもんね…。嘴平くんはどっちなんだろう。」
ア「恐らくムキになって力尽くで当ててくると思います。怪我人が出るだけかと。」
「うん、やめよう!元々挑発って嫌な気分にさせちゃうしね!」
桜がそう言うと挑発の案を出した生徒は手のひら返して同意した。