第83章 球技大会の予選と杏寿郎の懸念
今日は予選のみの対決で、1試合5分3セットマッチ、時間が短い為 1運動場に1コートで行う。
桜率いるかぼす組は第3試合、蓬組は第4試合、柿組は第7試合、
杏寿郎率いる筍組は第1試合、躑躅組は第6試合、山椒組は第7試合である。
つまり早くも予選の段階で桜の担当するアオイのクラスと杏寿郎の担当する村田のクラスが当たってしまう。
(村田さんって人、蝶屋敷で何度か治した事あるけどなんとなくドジっ子なイメージがあるなあ。怪我しないといいけど……。)
桜はそんな事を思いながら観客が集まっているコートへ向かう。
(複数のコートを使う試合じゃなくてよかった!いずれ敵になってしまうかも知れないけれど、副担任の可愛い生徒達を応援しなきゃ!)
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筍組は呆気に取られる程強かった。
炭治郎は安定した冴えた動きをみせ、善逸は逃げ足が速く、伊之助は体の柔らかさもあり避けるのも上手かったが とにかくパワフルで女子の腹にも容赦の無い一撃をお見舞いし続けていた。
杏「元気が良いな!!嘴平!!良いぞ!!!」
(杏寿郎さん…ちょっと注意した方がいいと思う…。女の子が可哀想…。)