第81章 友人の結婚式と杏寿郎の考え
天「ごめんなー、それ煉獄の地雷なんだわ。こいつの相手は俺の知り合いでもあるし 実際引く程に仲良くしてるのは見てるからさ、こいつが言っていることは俺が保証するぜ。」
杏「そういう事だ!!」
杏寿郎が漸く彼らしい笑みと共に大きな声を出すと友人達はほっと息をついた。
そして口々に謝る。
男「煉獄めちゃめちゃ一途だったんだなー。確かにそういう雰囲気はすーごいあるけど。」
杏「うむ!!」
男「いつから付き合ってんの?」
杏「……答えにくい!!」
男「なんだよそれー。じゃあ、どんな子?写真は?」
杏「酷く愛らしいぞ。だが写真を見せる気はない!!確かミスキャンパスに4年連ぞ、」
天「ばっか、お前!!」
天元が杏寿郎の口を急いで塞いだが時既に遅し。
すぐにピンと来た皆は画像を探そうとスマホを弄りだした。
杏寿郎は桜の大学で4年連続ミスキャンパスになる事が "異例" であることはニュースを見てきちんと知っていたが、その後にミスコンと言う物が他の大学にも大抵あることを知った。
つまり、桜の大学では異例の事態でも『他の全国の大学を合わせれば4年連続でミスキャンパスになる女性はそこそこいるのかもしれない』と考えを変えてしまったのだ。
なのでその事を口に出しても特定はされないと思っていた。