第79章 サイコロステーキ先輩
「……変わったお店ですね。本当にここで合っているんですか?」
澄「はっ、分かってんだろ。」
それを聞いて嫌な予感がした桜はすぐに逃げようとしたが、腕を掴む澄滴の握力は強まり ミシミシと骨が音を立て 桜は痛みに顔を歪めた。
「は、離してください!!」
澄「部屋に入ったらな。」
引き摺られながら部屋のような所へ入ると当然そこに同期など1人も居ない。
桜は改めてそれを確認し、更にベッドを見て青ざめると 腕を離されてすぐに逃げようとした。
しかし澄滴はドンッと壁に手をついて桜を閉じ込めるとニタニタと笑う。
澄「流石にここまで来たら逃げる素振りなんて説得力無いぜ。もう演技はいいから素直になれよ。」
「さ、賽子先生が引き摺って連れてきたんじゃないですか…。」
(ま、まただ…避けれなかった……。じゃあ、どうしたら…、わたし、どうなるの…?)
桜は ふるっと身を震わせるも自身を鼓舞し、屈んで再び澄滴の腕から逃れようとした。
しかし、澄滴は『無理矢理犯されるプレイが好きなんだな。』と前向きな発言をしながら桜を易々と抱え、ベッドへ乱暴に放り投げる。
「やッ、うぅ……、」
澄「こういうのが良いんだろ。挿れたら彼氏さんだって言い張ってる煉獄先生に電話してやるよ。そこで喘ぎながら別れるって言え。いいな。」
そう言うと桜の服を脱がそうとし始めた。
「や、やだ!本当にやめてください!!待っ、」
澄滴は桜の口を片手でガッチリと塞ぐと欲に染まった目を向ける。
その瞳の色を見て桜は背中が粟立つ感覚を覚えた。