第79章 サイコロステーキ先輩
「次はアクションいきますか?」
杏「そうだな、俺もアクションが良いと思うぞ!」
桜は杏寿郎に微笑むと腕の中を出てディスクを挿入しに行った。
そしてすぐに帰ってくると杏寿郎の腕の中に収まる。
そうやってくっついてくれる桜を愛おしく思いながら杏寿郎は再び桜の頭に優しく顎を乗せた。
本当に2人はその日一日中映画を再生し続け、合間に愛し合い、ただただ緩く過ごした。
そして夕飯の出前を食べ終わった頃、大量に借りたが故に観れなかったディスク達を見ながら杏寿郎が腕を組む。
杏「流石にこの量は無理だったな!だが楽しかった!!」
「はい!選ぶ楽しさもありますしね。」
その返しに杏寿郎は頭を撫でると桜を抱えて夕飯中に湯をためておいた風呂へ連行した。
杏「今日はいつも以上にゆっくりと入って早めに寝よう。」
「はい。」
2人の連休はそうして緩やかに、疲れを残さず終わったのだった。