第73章 二人の成敗
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桜が待っている教室に痴漢行為常習犯の生徒達が20名程 集まってくる。
ここに集まるように声を掛けたのは『先生と思い出を作りたい』と言った生徒達の方だった。
生徒達は桜の眉の寄った表情を見て𠮟られるのだろうと察していたが、自身等にとって優位過ぎる状況から桜を舐めきっており 笑みを浮かべていた。
「……全員集まったね。先に先生から言いたい事があるから聞いて欲しいの。」
男生「なになにー?」
「……痴漢行為をやめなさい。未成年だからって何しても良い訳じゃないんだよ。」
男生「それはもう何度も聞いたけどさ、桜先生がエロい体してるのが悪いと思いまーす。」
男生「結局先生 何カップなの?胸は揉ませてもらえなかったけど。」
男生「俺もお尻止まりだわー。」
男生「俺も太もも触ろうとしたら避けられた。」
生徒達は自身がした事、したい事を訊いてもいないのに喋りだす。
「…………聞いて。」