第68章 ※手解き
杏「今からする愛する為のセックスは純粋な子作りとは異なる。挿れ、擦って、出す…それだけではない。今から君の此処を舐めるがそれも皆やっている当たり前の愛し方だ。とにかく君は身を委ねる事を意識してくれ。」
「え、な……舐めるんですか…?でも汚、」
杏「汚くはないぞ。桜、俺の言う事を信じてくれ。これは正しい事なんだ。恥じる必要は全く無い。」
そう言われると桜はハッとして頷き、体の力を抜くように再び呼吸を深くした。
杏寿郎は一度桜の頭を優しく褒めるように撫でると桜の其処に顔を埋める。
杏(初めてきちんと見れたな。よくグロテスクなどと言われるのを聞いたことがあるが……桜のはとても綺麗だ。だがまず頭を蕩けさせるには…、)
杏寿郎はそう思うと性器から視線を外してクリトリスに目を遣った。
その突起の愛らしさに思わず笑みが漏れる。
杏(桜は口に含んで転がしたり唇で上下に擦ってやると喜んでいたな。)
杏寿郎は迷い無くそれを口に含むと桜にとって好ましい快感を与え始めた。
「ふ、あっ…あうっ」
桜は杏寿郎の言い付けを守って身を委ねていた為、力が抜けていた分 普段の声より大きい程の甘い声を出した。
杏寿郎はそれに驚いて目を見開く。
そして一度顔を上げると無意識に出てしまった妙な声に戸惑う桜に優しく微笑みかけた。
杏「快感を感じれば自然とそういった声が出る。それは俺にとって非常に好ましい事だ。抑えずに聞かせてくれ。」
「は、はい……。」
その後も桜は杏寿郎を喜ばせる甘い声を我慢せず聞かせ続け、それによって杏寿郎もより良い場所を知ることが出来たのだった。