第68章 ※手解き
杏「ペニスを君の中で激しく擦る必要がある。つまり前後にそれだけ激しく動かなくてはならない。それ故に快感も刺激もとても強いものになるだろう。だがその快感に身を委ねるんだ。」
「激しく……?」
杏「ああ、非常に激しく動く。だがそれがセックスだ。」
そう言われると桜は了解を示すように小さく頷く。
その反応に微笑むと杏寿郎は再び優しく褒めるように桜の頭を撫でた。
杏「ああ、それから君の性器から愛液という液体が出てくるが出れば出るほど君が女性として優れているという証なので心配しなくて良い。行為中に尿意を感じても我慢せず出すこと。」
「……えっ!?にょ、……それは、」
杏「同じ場所から出るがそれは潮という名の別物だ。色も匂いも無い。それも君ときちんと愛し合えているという証拠だからな。見せてくれれば俺が嬉しいんだ。」
「……分かり…ました。」
杏寿郎は桜があまりにも素直に鵜呑みにしていくので少し心配になりつつも今度はスカートのファスナーに手を掛けた。
杏「まだ体を見せられないか?下も脱がなくては愛し合えないので無理そうならくっついたまま立ってくれ。」
桜は少し迷ってから頷き、杏寿郎の胸に顔を埋めたまま共に立ち上がる。
パサッと音を立ててスカートが床に落ちた。
しかし、ストッキングと下着はこのままの体勢では脱げそうにない。