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ねこ神様と太陽【鬼滅/煉獄さん/救済】

第63章 久しぶりで初めてのデート





瑠「杏寿郎。まだ交際はしていないのであればあまり過度なスキンシップはいけませんよ。桜さんは慣れていないように見えます。」


杏「はい!!…確かに君は酷く経験不足だな。男の上半身すら直視出来ず…………、桜、水泳の授業はどうしていたんだ。共学だったろう。海やプールへ男に誘われた事はあるのか。君はどんな水着を、」

瑠「杏寿郎!!」




杏寿郎は瑠火に止められるとグッと堪えて前を向いた。


桜もそれにつられる様に前を向くと 天ぷら、鯛と野沢菜の混ぜご飯、松茸のお吸い物等のご馳走が目に入る。




「わああっ、すごいご馳走ですね……!」


瑠「嬉しい反応です。どうぞ召し上がって下さい。」


「はい!千寿郎くんもありがとう。いただきます!」




千寿郎はにこっと微笑み返すと手を合わせる。

皆もそれぞれ手を合わせると食べ始めた。



そして杏寿郎、槇寿郎、千寿郎は桜の顔を見つめた。


3人の視線の先で桜はやはり蕩けた幸せそうな顔をしていた。

その顔を知らない瑠火も3人の視線を追って桜の緩んだ笑みを見ると 目を見開いた後に珍しく声を抑えてくつくつと笑いだした。


その珍しい反応に煉獄家の男達は嬉しそうにする。




杏(ああ、また桜は一日で煉獄家を落としてしまったな。)




食事に夢中になっている桜はそんな4人の視線に気付かずに食べ切った。




「ううぅ……おいしかった……っ!!瑠…お義母さま、お店開けちゃいます!!」


瑠「……っ、…ありがとうございます。」




桜は瑠火が笑いを堪えているのを見て目を大きくさせながら首を傾げた。




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