第57章 ※聞き分けとお返し
すると桜は目を見開き、分かり易く反応を良くさせた。
「や…っ、あ…あ………ッッ!!!」
杏「愛いな。もっと声を出して良いぞ。」
杏寿郎は上がりそうになる息を抑え、優越感から来る笑みを浮かべながら桜を手伝う。
そして片手で胸を揉みながらもう片方の手で桜の腰を持ち上げると 欲しがる蜜壺をじっと燃える瞳で観察するように見つめた。
杏「……蕩けて美味そうだな。桜、中も触るんだ。」
桜は自信の無さからその言葉に少し眉尻を下げつつ指を伸ばす。
つぷっと指を挿れると再び目を閉じながらぞくぞくと体を震わせたが 欲しい所に指が届かないのか、弄り慣れていないせいなのか、達する回数が明らかにグッと減ってしまった。
「きょ、じゅろくん……、」
桜は切なそうに名を呼ぶと閉じた瞳から涙を流す。
杏寿郎はそれを指の背で優しく拭うと宥めるように頭を優しく撫でた。
杏「指を曲げて腹側を擦ってみろ。俺の指で教えた所があるだろう。」
「ん、ぅ…っ」
言われた通りに指を曲げ、恐る恐る自身の中を指の腹で優しく擦るとある箇所で感触が変わり、更にビクッと体が跳ねる。
「ふあっ、あっ…!」
杏「うむ、そこだ。これを脱いだら遠慮せず噴いていいぞ。」
そう言いながら杏寿郎は桜の浴衣の袖を抜かせていった。