第47章 ※前途多難
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杏「桜、おいで。」
「う"う"ーーー…っ」
杏「こら、唸るんじゃない。」
桜が明らかに指を入れて中に溜まっている精液を掻き出そうとしている杏寿郎に向かって猫の様な唸り声を上げると 杏寿郎は思わず笑い声を漏らした。
杏「君は自分できちんと出せないだろう。おいで。」
「……杏寿郎くんが中に出さなければこんな事にならなかったんだよ。分かってる…?」
そう恨めしそうに言いながら桜は杏寿郎を警戒しつつ湯にそろそろと近付く。
洗い場に胡座をかいていた杏寿郎はそれを微笑みながら黙って見つめていたが手が届く距離に桜が来るとパシッと手首を掴んでいとも容易く腕の中に収めた。
「わうっ」
杏「君は本当に甘いな。まあその話は後でしよう。股を出来る限り開いてくれ。」
( "股" って言い方…もう……。)
桜は後ろから抱き締める様にしている杏寿郎からは秘部を見られないと分かっていても 膝を抱え込んだまま自身で出そうとし始めた。