第47章 ※前途多難
(な、なんで?ちょっと速くなっちゃった…音が響いちゃう…っ!)
「…ふっ……ぅ、……っ…んぅッ!!!」
部屋の入り口が搾り取ろうとする様に狭まると杏寿郎は限界が近付いたことを悟り一気に律動を速めた。
それと同時にパッと上体を起こすと杏寿郎は再び自身の手で桜の口を覆う。
杏「すまない、中に出させてくれ。」
荒い欲を孕んだ興奮から杏寿郎がそう頼むと桜は眉尻を下げて首を振る。
杏「後で何でも言う事を聞く。頼む。………ッ、桜、中に出すぞッ!!!」
「んーーーっ!!」
杏「………ッッ!!!」
杏寿郎は首を横に振り続ける桜の口を押さえて中に注ぎ込みながらその光景にぞくぞくとした興奮を覚えて身震いをした。
杏「堪らないな。この光景を見て許されるのは俺だけだ。」
「ゆ…許してないよ。」
杏寿郎の手が緩んだ隙に口を解放させた桜は顔を赤くさせながらも恨めしそうな声を出した。
すると杏寿郎は眉尻を下げて微笑む。