第46章 新しい任務同行者
――――――――
ケ「北北東!北北東!霞柱、時透無一郎ガ担当シテイル任務ニ同行セヨ!!」
昼餉を食べ終わって鍛錬をしている桜の元へケンタが飛んで来た。
それを聞いて鍛錬中だった杏寿郎、炭治郎、伊之助も顔を上げる。
「早速今日から…頑張らないと。担当しているって事は昨晩も同じ任務地だったのかな。」
桜がそう小さく溢すと杏寿郎が近寄って来てぽんと頭に手を乗せる。
杏「俺が送ろう。彼は迎えに来ないだろうから、」
無「桜。」
「……………えっ?」
声がした庭の入り口を振り返ると戸惑った様子の千寿郎の隣に無一郎が立っていた。
杏「………驚いたな。」
無「…………?……今日からだって聞いたけど違うの?」
杏「いや!君が迎えに来た事自体に驚いている!!」
無「一人にしちゃだめだって言ったの煉獄さんでしょ。」
無一郎は少し首を傾げながら僅かに不可解そうな色が混じった声を出した。