第45章 ※心配性と解決法
杏「気持ち良いか。」
「……うん。」
杏「たまごの次に好きな食べ物は何だ。」
「え…っ?………お、お魚かな…。」
(何で食べ物なんてきくんだろう………。)
杏「そうか、愛いな。もっと激しく動いても良いか。」
「…うん。」
杏寿郎は一度上体を起こすと幸せそうな微笑みを向けた。
それを見た桜も少し目を大きくさせた後ふわっと微笑む。
杏「いくぞ!!好きな動物は何だ!理由も教えてくれ!!」
「あッ!!……ね、ねこ…っ!ユキが…ねこの姿してたから…!野良猫さんとも…っ、仲よかったよ…!」
杏「そうか!!愛いな!!今日嬉しかった出来事を教えてくれ!!!」
「えっ……ッ!!…きょ、う……、杏寿郎…くんが、弱いところを見せてくれて…っ、うれしかった……すれ違っても……っ、…ちゃんとお話しできて…、二回も…好きな人に 結婚の申し入れ…されてっ、嬉しかった…!」
杏「………そうか。」
杏寿郎はこの場での出来事も "今日嬉しかった出来事" に入る可能性を失念していた為、桜の思わぬ言葉に胸が熱くなると共に限界が近くなったことを悟り律動を速めた。