第45章 ※心配性と解決法
「……ッ!!…うーーーー……、」
杏寿郎の昂りの頭が入ると強い刺激と快感から桜の視界には星が飛び、桜は布団をぎゅっと掴みながら快感に耐えきれず涙を流しながら唸った。
杏「愛らしい唸り声だが…苦しいか。抜いた方が良ければきちんと意志を示してくれ。」
その言葉に目を固く瞑りながらも桜は首を何度も横に振る。
杏「桜、こっちを見ろ。確認を取っていても君が無理をして許しているのなら意味がない。嘘でないのなら言葉に出来なくともせめて目を見せてくれ。」
桜は目を薄く開くと杏寿郎の視線を捉え、眉尻を下げながら辛そうな表情を浮かべた。
杏「やはり無理を、」
「限界です…。う、動いてください…!うごいて……っ」
自身の腰に手を伸ばして震える腕で引き寄せようとする様を見た杏寿郎はその日何度も手放したくなっていた理性の手綱を握り直した。
杏(これ以上怪我だけは……、)
杏「分かった。動くのでそれは止めてくれ。」
子宮口を使った律動を慎重に始めると杏寿郎の余裕は目に見えて失くなっていく。