第45章 ※心配性と解決法
「こ、こんな体にした責任を取ってくれるのではなかったのですか…。優しく愛されると心は満たされますが…、その後もっとしてくれないと辛いんです。もっと…乱暴なくらいで構わないので……いえ、そうして…欲しいん、です。」
桜はそう端ない事を言いながら自身が発する言葉に羞恥と共にぞくぞくとした物を感じ、体を震わせた。
「………私、本当におかしくなったみたいですね…。」
そう言いながら桜が手で顔を覆うと杏寿郎は微笑みながら桜の頭を撫でた。
杏「おかしくとも愛いぞ。落ち込まないでくれ。体が心配である事は変わらないが、君が心より望んでいる事は伝わった。だが激しく愛す方はもう少し待ってくれ。」
杏寿郎は慰める様に桜の額に優しく口付けを落としてから先程からずっと避けていた奥を優しくトン、トン、と突き始める。
それにすぐ桜が達すると突くのを止めて緩く動き、震えが止まったのを確認してから今度は少しだけ強く突いて再び果てさせる。
そうして丁寧に桜を何度も果てさせるも色香は結局濃くなってしまった。
杏「むぅ。体を労りながら愛すのはもう無理なようだな。桜、七割方開いている様なのだが奥へ挿れても良いか。」
「…はい。」
悪気は無かったものの優しい杏寿郎に焦らされて余裕を欠いた桜は目を閉じたまま弱々しい声を出す。
杏寿郎は謝る様に頭を撫でると ぐっと腰を進めた。