第45章 ※心配性と解決法
「…ッ!!……杏寿郎さん…?」
杏「…桜………………出たぞ。」
それが何かを瞬時に把握した桜は真っ赤になって瞳を震わせながら手で口を覆った。
(………なんで!?妊娠してたとしても早すぎるし…そもそも出来ないのに…。もしかして…私、想像妊娠したんじゃ……。)
そう考え至ると桜はサーッと青くなる。
(お腹って膨らむの…?胸だって張るようになったら下着が……。)
杏寿郎は桜が深刻に悩んでいる事に気付かず、すっかり明るさを取り戻して胸を揉んでいた。
杏「吸うのも良いが垂れ流している様を見るのも良いな。」
「……えっ!?…わわ!お布団に染みちゃう…!」
桜がそう言いながら眉尻を下げると杏寿郎はそれを綺麗に舐め取る。
そして目を細めながら微笑み、小さく舌なめずりをした。
杏「うまい。」
その色っぽい笑みに桜の顔は ぶわっと赤くなる。
(…さっきまでは可愛らしかったのに………。)
余裕を失くして赤い顔のまま困った様に目を泳がせる桜を見ながら杏寿郎は再び胸に手を伸ばし、同時に腰を振りだした。