第40章 ※ベッドの扱い方
動きを止めた杏寿郎の代わりに動けるようになった桜が杏寿郎が入っている辺りの自身の腹を撫でる。
「たぶん…、杏寿郎さんが押し開けたんじゃなくて…少し開いたんだと思います。全然痛くないです。むしろ…、」
桜はただでさえ一番好ましかった場所を突くだけじゃなく擦られて愛されることが出来るのだと期待に体を疼かせていた。
「してください。全部…ちゃんと挿れてください。」
杏「本当に大丈夫なのだな。」
問いに桜がしっかりと頷くと 杏寿郎は安心した様に少し微笑んでからゆるゆると子宮まで達する律動を繰り返し始める。
根が真面目な杏寿郎は心配のあまり、桜が痛みを感じていないかを慎重に何度も確認しながら速度を上げていた為、落ち着いた頃になってやっとその行為の刺激の強さに気が付いた。
杏(これは…まずいな。)
狭い子宮口に引っ掛かる度に弱い所を刺激され、快感を自覚した途端 杏寿郎の視界はチカチカと光った。
加えて行き来する際に出てしまう ぐぽっと鳴る音が厭らしさを増していた。