第40章 ※ベッドの扱い方
「……っ…!あ、あの…出ませんからね…っ」
杏「出なくとも美味い。それより先端が初めての頃よりだいぶ大きくなった様な気がするのだが気のせいだろうか。それともまだ体が発育しているのか?」
(…気のせいじゃない……。)
そう確信したのは一ノ瀬屋の女風呂に入った時だった。
同い年位の若い女性の先端は皆慎ましかったのに対し、子を産み、育てた経験がありそうな女性の先端は桜と同じく腫れた様に大きくなっていた為 桜は随分と恥ずかしい目に遭ったのだ。
「………恐らくですが…、杏寿郎さん、強く噛みすぎです。」
杏「またか!!本当にすまない!!!だが、何故治していないんだ。もしや…もう治せないのか………?」
心底心配そうな杏寿郎の瞳に桜は気まずそうな顔をした。
「やってみたのですが………、女性なら大体の人が通る道なので傷や炎症ではないみたいです…。」
杏「よもや…。」
そこまで言われると、杏寿郎も 生きる為に赤子が精一杯する事と同じ事を自身がしてしまったのだと気が付いた。