第40章 ※ベッドの扱い方
杏「そろそろ俺に集中してくれないか。俺は変態性欲を持っているので君の困った顔を見てから随分と苦しい思いをしている。」
杏寿郎がねだるように昂りを腹に擦り付けると桜は赤くなりながらも眉尻を下げて申し訳なさそうな顔をした。
「はい…。ごめんなさい。」
そう謝ると桜は反省した顔付きで杏寿郎の昂りを出してあげようと自らベルトに手を伸ばし、緩め始める。
しかし、その時点で桜の顔は真っ赤になっていた。
(…誠意を見せようと思って手を出してしまったけど………、ず、ズボン脱いでないのにもう見えてる。おっきすぎて…もうズボンのウエストのとこから顔を出しちゃってる……。)
目を泳がせてベルトを外すと桜は降参した様に手を離した。
杏「む…全部脱がせてくれるのかと思ったのだが。」
杏寿郎は大して気にしてなさそうに言うとチャックの代わりに付いている前の釦を外して昂りを取り出した。
その姿に桜は何故かハッとした。
(これ……この姿は……小学生の頃に通学路で噂になった…なんてあだ名だったっけ…?道端でズボンを下ろしちゃう困ったおじさんに似てる…。)
桜は少し考える様な顔をしたが 空気が固くなった訳でもなく何も言わなかった為、杏寿郎は首を傾げつつも桜の腹に擦り付けると楽しそうに胸を喰みだした。