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ねこ神様と太陽【鬼滅/煉獄さん/救済】

第40章 ※ベッドの扱い方





杏「単に興味が勝っていただけなのか。…そうしていると首筋が無防備だぞ!」




杏寿郎は嬉しそうにそう言うと顕になっている桜色の首筋に華を咲かせていった。



桜は体を震わせるも正面を向く事が出来ず 頭脇にある杏寿郎の手を掴んで只々耐えた。


その様子を楽しみながら華を咲かせ、胸にも十分跡を付けた後 杏寿郎はやっと顔を上げた。




杏「桜、一つだけ見える位置に残しておいてくれないか。頼む。」




それを聞いて桜は体を見ないようにしながら杏寿郎の目を見つめた。




「見える位置………。」



(さっき腕に付けたのを見た感じだと虫刺されみたいだったし……、)


「手首なら…。」




不十分かもしれないと思いながらそう提案すると 杏寿郎は意外にも良い笑顔を作った。




杏「ありがとう!!!」




嬉しそうに桜の手首を掴むと内側に口を当てる。


桜はちくっとした痛みに少し目を細めながら 満足そうに微笑む杏寿郎を見つめると、瞳を揺らして静かに下着を整えた。





「…………跡、消えないように……ずっと付けてくださいね。」






それは『命を落とさず、必ず無事に自身の元へ帰ってきて欲しい』という 一昨日味わった不安に依る願いを込めた言葉だった。




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